三浦半島の異臭は何

先日三浦半島で異臭騒ぎがあった。横須賀米軍基地の不始末か民間工場のチョンボかと思っていたが、立命館大の地震学者の高橋教授によると地震の前兆現象かもとのこと。期せずして地震の話が続くことになった。地震学者の高橋教授が長年注目してきたのが、匂いと巨大地震の因果関係。2016年の阿蘇山の36年ぶりとなる爆発的噴火の際、1年前から火山活動の活発化を臭いで察知しメディアに警告を発し続けた人物と言われている。阪神・淡路大震災が発生する数か月前にも、神戸市東部でこのような異臭が確認され、現在では地震発生前や斜面崩壊前に確認される現象として知られている。大地震は突然起きるわけではなく、本震が発生する数か月ほど前から地盤が割れたりして異臭を発生するようだ。更に今回の三浦半島の異臭は三浦半島周辺の問題に留まらないのが問題のようだ。この辺は北米プレートの下にフィリピン海プレートが潜り込む形になっている。フィリピン海プレートによる圧力が強くなると、固着域が剥がれていき、それに伴い岩石が崩壊する。その崩壊した時の臭いかもしれない。そのフィリピン海プレートの圧力が増し連動して超巨大地震「スーパー南海地震」が起きる可能性があると言う。三浦半島の異臭はトリガーかもしれない。