地震は予知か対策か

最近日本列島全域で地震が頻発している。特に関東では群発地震が起きていて、その度に「すわ、首都圏直下型地震かも」と不安に感じることが多くなってきた。地震はP波とS波から成っていて、P波は震源からの距離に比例しS波は震度に相当すると、昔学校で習った。でも、余りにも多発するので、P波などと考えずも、直下型はドスンと来るし、大震災のようにユラユラと来るのは福島県沖型だと実感出来るようになった。関東の群発地震は首都圏直下型地震の前触れかもしれない。地震予知の方法は昔からある。ナマズが騒ぐのは江戸時代から知られている。カラスが騒ぐのも、ネズミが居なくなるのも前兆現象と言われている。古文書には安政地震の前に磁石が磁力を失ったことが記載されている。現代でも冷蔵庫に貼っていた磁石が一斉に落ちたという異常現象が報告されている。大震災以来地震学者は地震予知に自信を失ってしまったが、現在有力なのは、GPS計測のMEGA地震予測や大地震の前に通常より地震活動が低下する現象を捕らえる東海大の地下天気図だ。日本は火山列島の上にあるのだから、いつ大地震が起きてもおかしくない。予知に力を入れる以上に、起きたときの具体的な対策にもっと力を注ぐべき時なのだろうと思う。