マスク不要の2大巨頭

米国のトランプ大統領とブラジルのボルソナロ大統領は良く似ている。新型コロナウイルスの感染者数と死者数は、米国が断トツだが、ブラジルも感染者数2位、死者数3位と米国に迫っている。両者に共通するのは防疫の軽視と経済の優先。米国が断トツになったのは、トランプの初動が遅れたことが要因だ。トランプはマスクを着けない。コロナなどに負けないという信条かと思っていたらそうではない。コッソリと抗マラリア薬を服用していた。ところが、オックスフォード大学が臨床試験の結果効果が認められないと発表した。一方ボルソナロもマスクを着けない。対策も打たない。世界の2位に躍り出ると、累計の感染者数の公表を止めてしまった。更に州知事は予算が欲しいため、感染者数を水増ししているとまで言い出した。トランプのようにWHOを脱退するとも言い出した。でもボルソナロは最近マスクを着けるようになった。敗色は濃い。やがてトランプのマスク姿も見られるのかもしれない。