痴呆になっても

自分には意識的に絶対見ないテレビ番組がある。日テレの「ウェークアップ!ぷらす」、TBSの「アッコにおまかせ」と「サンデーモーニング」。辛坊治郎の傲慢さと和田アキ子の上から目線と張本勲の見当外れな喝が、もの凄く嫌いだからだ。今日はサンデーモーニングについての話。でも対象は張本ではない。30年以上も司会を務めてきた関口宏についてだ。関口宏と言えば、嘗ては日本の茶の間を独占した好人物だった。でも、76歳を迎え相当変質しているようだ。「ようだ」と言うのは、実際に番組を見ていないし、度々醜聞を耳にするからだ。特に最近は毎週のように話題に上る。埼玉西武ライオンズ・辻発彦監督には「CSで負けるのなんで?」とか、ガンバ大阪の遠藤保仁選手には「年齢が気になる、来年もやる気?」とか、元中日ドラゴンズ山本昌投手の高校球児たちへの思いやりに「NO」と言いたい放題。番組の進行もシドロモドロで言い間違い、進行忘れが続出し、アシスタントの唐橋アナが介添えをしているという。要するに痴呆症状が出まくっているようだ。そんな関口に頼るテレビ局もだらしないが、晩節を汚す夫にストップをかけられない佐知子夫人も嘆かわしい。痴呆になっても、己を痴呆と自覚出来る方法は無いものだろうか。ひょっとすると、自分は関口に近づいているのかもしれない。恐怖を感じ始めた。