愕然に次ぐ愕然

政府が初のテレビ会議形式による閣議を開いたとのニュース。それを聞いて愕然とした。自分が勤めていた民間会社は1995年のwindows95と同じ頃にいち早く電子メールシステムを導入し、20年前にはテレビ会議を導入した。何と政府は遅れていることか。政府は国民に、コロナ対策でテレワークを要請しているが、その政府が初テレビ閣議とは何をか言わんやだ。しかも、今回は試験的な取り組みで、定例化するかどうか今回の結果を精査して決めるというから、開いた口が塞がらない。接触8割減を要請しても、5割に留まったのは未だに紙文化が多いためと言われている。日本は電子化が遅れている後進国なのだ。政府が率先しなかった結果の表れと言える。四の五の言わず、テレビ閣議を定着させるべきだ。この話には更に落ちがある。茂木外相や西村コロナ担当相が「マスクを外してもいいのか」と尋ね、菅氏が「一応した方がいい」と応じる場面があったという。きっと、テレビ画像を通してウイルスが行き交うとでも思ったのだろう。落語の横丁の八さんそのもの。愕然を通し越してしまった。