機能不全のWHO

世界保健機関WHOが新型コロナウイルスによる肺炎について「国際的に懸念される公衆衛生の緊急事態」と今日になってやっと宣言した。既に全世界へ拡散中だ。感染者は8千人を超え、死者も140人を超えた。新型コロナウイルスは人から人へと感染する。しかも、未発病の感染者から感染するというから厄介な代物だ。まさにパンデミックそのものと言える。でも、WHOは武漢で大騒ぎになっていたにも関わらず1週間前に「緊急事態の宣言」を先送りにした。実態が掴めないからだと言い訳していた。もし、1週間前に緊急事態を宣言していれば、各国の対策は先行し、拡散速度は抑えられたかもしれない。パンデミックになってから、緊急事態を宣言しても何の意味があるのだろう。この手の宣言は、決して後手を引いてはならない。先手、先手で未然に防ぐものだ。WHOは機能していない。テドロス事務局長のしどろもどろの会見がそれを証明している。WTOも機能不全だ。それにしてもWと名の付く機関は、何故これ程までに機能不全に陥ってしまったのだろうか。○○ファーストが諸悪の根源になっている。