カテゴリ:202001



31日 1月 2020
新型コロナウイルスが肺炎以外でも話題をまき散らしている。世耕参院幹事長が「予算会議で野党が新型コロナウイルスの質問をしないのは変」とツイートしたのに対し、蓮舫は「私の分担は桜を見る会」と反発。感染症と桜、どちらを優先すべきか。世耕の勝ち、野党の負け。武漢から政府チャーター便で邦人を帰国させることになった。桜で散々浪費しているのに8万円も取るという。でも世間の反発を喰らい急遽政府負担に変更した。国費の使用は政権の勝手だという体質が見え見えだったが少し修正された。2人の帰国者が検査を拒否した。未発病の感染者からも感染するから、我が儘の域を超えている。昔流に言えば非国民だ。結局2人は検査を申し入れたとのこと。2人を強制的に検査出来るよう憲法の緊急事態条項の改正が必要だと馬場日本維新の会幹事長が言い出した。でも強制検査をするには、2月8日に施行される「指定感染症」の施行日を前倒しすれば出来るので憲法改正とは無関係とテレビのコメンテイターが主張した。すると、それまで安倍首相は馬場の意見に同調していたが、急遽明日から前倒しして施行すると閣議決定した。安倍と日本維新の会のスケベ根性が丸出しで、憲法改正には真面な議論が必要だということを印象づけた。スケベ根性がやぶ蛇となった。教訓。民間が積極的に発言すれば、少しは良い方向に進むかもしれない。
30日 1月 2020
世界保健機関WHOが新型コロナウイルスによる肺炎について「国際的に懸念される公衆衛生の緊急事態」と今日になってやっと宣言した。既に全世界へ拡散中だ。感染者は8千人を超え、死者も140人を超えた。新型コロナウイルスは人から人へと感染する。しかも、未発病の感染者から感染するというから厄介な代物だ。まさにパンデミックそのものと言える。でも、WHOは武漢で大騒ぎになっていたにも関わらず1週間前に「緊急事態の宣言」を先送りにした。実態が掴めないからだと言い訳していた。もし、1週間前に緊急事態を宣言していれば、各国の対策は先行し、拡散速度は抑えられたかもしれない。パンデミックになってから、緊急事態を宣言しても何の意味があるのだろう。この手の宣言は、決して後手を引いてはならない。先手、先手で未然に防ぐものだ。WHOは機能していない。テドロス事務局長のしどろもどろの会見がそれを証明している。WTOも機能不全だ。それにしてもWと名の付く機関は、何故これ程までに機能不全に陥ってしまったのだろうか。○○ファーストが諸悪の根源になっている。
29日 1月 2020
今日は我が家恒例の房総ドライブだ。目的は盛り沢山。温泉露天風呂、新鮮安価野菜、新車の半自動運転、宿の料理ショー、それに安房の三名工。それぞれブログに書くほどの内容はあったが、今日は安房の三名工について書くことにした。三名工とは、彫刻の武志伊八、後藤義光、武田石翁。三名工は房総半島に多くの作品を残している。伊八については、4年前に行元寺を訪ね「旅のオマケは波の伊八 」に書いた通りだ。北斎が「神奈川沖浪裏図」を描く動機となった伊八の「波に宝珠」がある。見事な波だった。今日は残りの義光と石翁の作品を訪ねることにした。義光一族の墓がある千倉町の西養寺には初代義光の作品である向拝の木鼻がある。有名な割にはひっそりと佇む寺であった。白浜町の厳島神社には石翁19歳時の作品「七福神」がある。弱冠19歳でこれ程の石像が彫れたとは驚きである。でも、七福神と言いながら六福神しか無い。一つは何の彫刻も無い石が置かれている。未完成だったのか、はたまた盗まれてしまったのかと思った。後で調べると、弁財天は社殿に祀られているとのこと。旅に出るには下調べが必要だと反省させられた次第。
28日 1月 2020
デジャブかと思った! ミシュランガイド2020年フランス版で、日本人シェフの店がフランスで初めて三つ星に評価されたとのニュース。先日終わったばかりのテレビ番組「グランメゾン東京」は、初めて日本の店が三つ星を獲ったという内容だったからだ。しかも、主人公までソックリだ。フランスの三つ星シェフは小林圭さん。温和な従来の日本人シェフとは違い物事をストレートに言う。あらゆることに目を光らせてチェックする。厨房の中で躊躇すること無く大声で厳しい指示を出す。スタッフに対する要求は極めて高い。スタッフはストレスだらけとのこと。一方グランメゾン東京でキムタクが演じる尾花シェフの性格は小林圭さんとソックリだ。そう言えば、オテル・ドゥ・ミクニの三国シェフは温和な顔はしているが、一度厨房に入るとスタッフを足蹴りするなど凶暴だった。味には決して妥協しないことが、一流シェフの要件なのだろう。でも「決して妥協しない」ということは、常人には決して出来ることではない。
27日 1月 2020
英ブリストル大学の研究チームが人工ダイヤモンドと放射性炭素14による電池を開発したとのニュース。放射性元素を使った原子力電池は長持ちすることが特長だ。かつて木星探査機ガリレオや土星探査機カッシーニに使われていた。でも打ち上げ失敗などでプルトニウムなどの放射性物質をまき散らす恐れがあるので、現在は太陽電池が使われている。今回の研究の成果は、放射性炭素14を使ったことにある。炭素14は、短距離放射線を放出し、人体には有害だが、ダイヤモンド中に保存すれば放射線が閉じ込められ安全とのこと。原子力発電の減速材として用いられた黒鉛から抽出可能で、抽出すると放射能が低下し放射性廃棄物の保管コストが削減できるメリットもあるという。このダイヤモンド電池は低電力であるものの、寿命の50%に達するのに5730年かかるとのこと。この電池は交換や充電が不要なのだ。埋め込み型心臓ペースメーカーの電源として、昔はプルトニウム、ニッケル63、今はリチウム電池が使われているが、あと10年もするとダイヤモンド電池になるのだろう。ダイヤモンドは外装を飾るだけでなく、体内でも輝く時代になるのかもしれない。
26日 1月 2020
大相撲初場所は幕尻の徳勝龍が初優勝を遂げた。幕尻力士が優勝したのは20年前の貴闘力以来2人目とのこと。しかも、33歳5ヶ月なので、年長初優勝の歴代3位になったという。まさに快挙だ。自分は最近の大相撲に疎く、四股名と顔が一致しない。と言うか、見たことの無い顔が多いし、聞いたことも無い四股名が多い。徳勝龍はその筆頭だ。北の富士親方は、これまで幕下十両のイメージが強くパッとせず注目に値しなかったと言っている。後援会会長も「ビックリした。人が変わったみたいだ」と変貌ぶりを絶賛している。場所中に恩師の伊東近大監督が亡くなった。きっと徳勝龍は土俵上で監督と一緒に戦ったのだろう。徳勝龍は「自分なんかが優勝していいんでしょうか。もう33歳ではなく、まだ33歳です」とコメントした。スポーツは心技体が要だ。心・技・体のそれぞれを鍛え、バランスを取るのが重要だ。徳勝龍はようやく「心」を手に入れたに違いない。努力の上に築かれた「何も考えない無欲」こそが、勝負を制するのかもしれない。
25日 1月 2020
新型コロナウイルスの感染が拡大している。中国政府の発表では感染者1330人、死者41人だが、武漢の専門家は感染者が10万~15万人いると明かしている。流行初期に武漢市が箝口令を出し、隠蔽したのが躓きだ。全人代の前に騒がれたくなかったためらしい。中国政府は10日間で1000床の臨時病院を建設するとし、武漢及び近隣都市の4000万人を封じ込めた。この政府対応から考えて、感染者数は数千ではなく数十万であることは間違いなさそうだ。この期に及んで、政府はまだ隠蔽を続けているようだ。SNSでは「くれぐれも政府を信じないで」との声が挙がっている。まるで日本とソックリな構図だ。SARSでは、発症者8,096人のうち774人が死亡した。新型コロナウイルスはSARSを超えるかもしれない。1週間前このブログ「新型コロナウイルスと阪神・淡路大震災」で、マスコミが新型コロナウイルスの脅威を楽観視しているのは問題だと指摘した。あの時楽観視した専門家は、今どのような心境なのだろう。危機管理能力の無い専門家が社会の毒になっている。
24日 1月 2020
冬の星座はと問われても、北斗七星とオリオン座程度しか知らない。そのオリオン座が崩れるかも、というニュースがある。オリオン座は四角形の真ん中に3つの連なった星がある。四角形の左上の星をベテルギウスという。そのベテルギウスが輝きを失い、やがて消滅してしまうかもしれないという。昔九州にいた頃、真冬の帰り道、晴れ渡った夜のことだった。オリオン座の四角形の中の星を数えたら何と13個もあった。今でも忘れない星の降る夜だった。そのオリオンがオリオンでなくなってしまうのはとても悲しく思う。ベテルギウスは太陽の20倍の重さが有り、寿命は1000万年で今は900万年くらいとのこと。寿命が尽きるのは数年後か100万年後かは誰にも分らない。自らの重さに耐えかねて最期に超新星爆発が起こるという。超新星爆発すると、ベテルギウスは金星より600倍以上明るく、半月の明るさになり、昼でも見えるようになるらしい。その輝きが約100日間続き、やがて暗くなり肉眼では見えなくなると言われている。オリオン座の四角形の右下の星をリゲルという。リゲルが白く輝き、ベテルギウスは赤く輝く。夜空の源平合戦だ。星の世界でも、驕れる平家は久しからずということか。
23日 1月 2020
ガンの革新的な検査法や治療法が相次いで開発・実用化されている。このブログにも書いた「夢のガン識別技術...
22日 1月 2020
マンション管理士の法定講習会に行ってきた。マンション管理士は一応国家資格で、法律により5年毎の法定講習が課されている。自分は2005年に取得したので、15年が経ち、今回で3度目の講習だ。全国28カ所の会場で丸1日かけてテレビ講義を受けることになる。この歳で丸1日机に座ってテレビを見続けるのは苦痛だ。でも、仕方が無いと諦めている。だが、問題なのは講義内容だ。殆どが、受験時に勉強した内容のお復習いなのだ。当時は必死に勉強したから、15年経った今でも、基本知識は明確に覚えている。自分は、この5年間の世の中の動向に合わせて、マンション管理士を取り巻く環境がどう変わり、どのように対処すべきなのかを知りたいのだ。これこそが法定講習の意義だと思う。ところが、講習内容は、お復習いばかりで、まるで専門知識を忘れてしまった認知症のマンション管理士相手のようだ。しかも、講習代金は16,600円と高額だ。何のための講習会なのだろう。マンション管理士のためではなく、マンション管理センターと講習会場のためにあると思えてならない。次回は78歳になるので、再度受講することは無いのだが、一言文句を言わざるを得ない心境だ。

さらに表示する