ノブレス・オブリージュの欠如

米国・イランの関係が風雲急を告げている。トランプが刹那的にイランの英雄を暗殺し、イランは報復としてイラクの米軍基地にミサイルをぶち込んだ。第3次世界戦争が勃発するかもしれない状況だ。でも、日本政府はこの事件が起きる前に、自衛隊の派遣と安倍首相の中東訪問を決めていた。ところが事件が勃発し、政府は自衛隊の派遣は計画通り行うが、首相の訪問は中止すると発表した。自衛隊の派遣エリアは日本船舶の安全確保のため、オマーン湾、アラビア海北部、アデン湾。安倍はサウジアラビア、アラブ首長国連邦、オマーンの訪問を予定。同じエリアだ。危険性は同じなのに、どうして自衛隊が派遣され、安倍は訪問中止になるのだろうか。不思議だ。第一の理由は、安倍の身勝手さ。自分さえ助かれば自衛隊などどうでも良いという考えだろう。第二の理由は、安倍の根性無し。ノブレス・オブリージュの欠如とも言える。ノブレス・オブリージュとは、直訳すると「高貴さは義務を強制する」を意味し、一般的に財産、権力、社会的地位の保持には義務が伴うことを指す。 ノブレス・オブリージュという言葉で、安倍の貧困さを納得した。もう言いたくない。でも、安倍は本当の義務を果たすべきだと思う。