ミラーレスの証明

デジカメの写り具合が今一なので、そろそろミラーレスかと思っていたら、ミラーレスの記事が目に留まった。キヤノンはミラーレスが不振で、業績予想が今期3回目の下方修正を迫られたとのこと。キヤノンは御手洗社長が会長になった10数年前から業績が伸びていない。御手洗の社長時代の成功体験が足を引っ張り、先端技術を取り込む体質が消失してしまった為だろう。一方出井、平井が技術を潰してしまったソニーだが、ミラーレスでは健闘している。ソニーはCMOSイメージセンサーに磨きをかけてミラーレスの欠点であったシャッター遅れを克服した。その結果ソニーのミラーレスのシェアは43%に達している。嘗て一眼レフの王者だったキヤノンの凋落ぶりは見る影も無い。ニコンも巻き返しを図っている。何と発売前のニコンZ50がデジタルカメラグランプリ2020で金賞を受賞した。消費者不在の賞に意味があるのか怪しいが、専門家が審査したのだから、それなりの革新性があるのだろう。ロートル経営者に最先端技術を理解したり、未体験の世界を想像する力は無い。未来を若者に託すことが出来る企業だけが、競争に参加出来ることをミラーレスが証明していると言えそうだ。