ニュースに載らないビッグニュース

日本郵政がゆうちょ銀株で巨額減損リスクを抱えているという。その額は約3兆円規模というから驚きを超えている。日本郵政は、ゆうちょ銀行の発行済み株式の89%を保有している。簿価は総額5兆7800億円。保有株式数で割ると株価は1732円。会計ルールでは、簿価の50%以下にまで下落すると強制減損になる。もし株価が簿価の半値である866円になると、5兆7800億円の半分の約3兆円が吹っ飛ぶことになる。8月末には950円まで割り込んでいる。時限爆弾のようなものだ。あるファンドマネジャーは「恐ろしすぎて、誰も口に出せない」と言っている。一方、ソフトバンクが米企業ウィーワークへの投資に失敗したと先月MONEY VOICEが記事を載せた。孫CEOはウィーワークを5兆円の価値があると判断し1.1兆円を投資した。ところが、ウィーワークは見てくれだけは立派だが、中身は借金転がしのただの不動産屋で、借金まみれで潰れかけの企業であり、主事業のシェアオフィスにも将来性がないことが判明したとのこと。ウィーワークが潰れたらソフトバンクのビジョンファンドが崩壊し、本体のソフトバンクも潰れる恐れがある。だが、未だに孫CEOからのコメントは無い。一般マスコミは何ら報道せず沈黙している。本当に恐ろしい事は報道しないのが日本のマスコミの常のようだ。