不甲斐ない文科相s

大学入学共通テストの英語民間試験が、土壇場になって来年度導入が見送られ、新制度を検討後2024年度に先送りされることになった。文科省による民間への丸投げは当初から問題があった。大学入試センターが民間試験を認定したのが2018年。時の文科相は林芳正だった。林が元凶だが、何ら反省の弁も無い。次の柴山昌彦は不作為。これまた無責任。そして萩生田が登場。萩生田は当初来年度導入派であった。ところが「身の丈」発言でボロを現した。世論の反撃に遭い、とうとう降参した。降参のタオルは官邸が投げたようだ。元々萩生田の文科相抜擢は、加計問題の論功行賞だ。萩生田は落選時代に加計に飯を食わせて貰った恩義がある。しかも安倍首相のマブダチ。加計学園獣医学部新設のため官邸の権力を駆使して奔走したのは間違いない。一方文科省官僚はアンチ安倍派が多い。安倍は官僚潰しのため萩生田をつぎ込んだのだろう。ところが、官僚の「民間丸投げ」という罠に嵌まってしまったというところかもしれない。歴代文科相の顔ぶれを見ると、日本の教育に暗澹たるものを感じる。文科相の適任者はいないのだろうか。