羮に懲りて膾を吹け

台風19号が発達している。台風15号以上に猛烈だという。しかも、四国から関東が通過予定とされている。もし、台風15号並みに房総半島を襲ったらどうなるのだろうか。台風15号被害では、森田千葉県知事の対応の遅れが非難されている。被害後も高速道路や五輪の会議に出席し、被害への対応はゼロ。遅れに遅れを喫し存在感も無い。しかも県の対応への批判に対し「誰が悪い、これが悪いではない」と宣い反省する様子もない。言い換えれば、こんな奴がいなければ、少しは真面な事後対応が出来たというように非難されているのだ。タレント知事は実務に疎い。部下から上がる情報と助言を待って、形だけの指示を出す。助言が無ければ知事室でジッとしているだけ。だから、これ幸いとノコノコとお気楽な会議に出かけたのだろう。千葉県の山林は、杉が病気になり強風に弱いし、所有者不明の土地が多い。普段から県内の問題点を認識していれば、行動に移せたはずだ。森田はそのまんま東宮崎県前知事の形だけを追っていただけだと思うと妙に納得する。台風19号が近づいている。森田に限り「羮に懲りて膾を吹く」を座右の銘とすべきと思う。