白いカラスが透明に

「報告書を前提としたお尋ねにお答えすることは差し控えたい」ということが閣議決定された。その報告書とは、退職後の老後資金として「約2000万円が不足する」と指摘した金融庁の報告書のこと。麻生金融相が前代未聞の「受け取らない」発言をしたことで国会で揉めているが、今度は「報告書は無かった」ことになり「質問にも答えない」ことになったという。とうとう昨日のブログの白いカラスが透明になってしまった。参院選前に隠蔽されるのはこれだけではない。厚労省が公的年金の将来的な給付水準の見通しを示す「年金財政検証」は5年毎に公表されることになっている。今年の6月上旬に公表されるはずだったが未だに公表されていない。麻生は選挙後になるだろうと言っている。トランプは来日時「選挙後に米国にとってビッグサプライズがある」と安倍との密約をツイートしている。これだけ隠蔽の数が増えれば、自民の議席は大幅減することになるはず。国民はバカではない。お灸の据え方も知っているのだ。