イラン訪問の是非

安倍首相がトランプからの依頼を受けイランを訪問した。緊張緩和に向けてロウハニ大統領と最高指導者ハメネイ師と意見を交わした。快い返事が得られた訳ではない。その間にイランが海域支配権を及ぼすホルムズ海峡で日本のタンカーが攻撃を受けた。安倍首相のイラン訪問は失敗だったとする意見がある。でも自分はそうは思わない。たとえトランプの使い走りだったとしても、緊張緩和のためにイランに出向き、ロウハニ大統領とハメネイ師と意見交換出来たこと自体が成功だと思う。糸が繋がった。かつて世界平和実現のために、わざわざ当事国まで出向いて緊張緩和を図ろうとした日本の首相など一人もいない。事件が起き事後処理のため現地に赴くことは誰でも出来る。しかし、未来志向で解決に向けて動いたのは安倍首相だけだ。今回のイラン訪問は、日本の国民から信頼されない安倍首相にとって最高のクリーンヒットになったと思う。