極めて歴史的な転換日

今日は極東にとって極めて歴史的な転換日だと思う。ところが日本のマスコミは報道しない。おかしいと思う。益々マスコミの常識を疑ってしまう。在韓米陸軍がソウルから南方の京畿道ピョンテクに移転すると発表したのだ。事象だけを考えれば大したことではないかもしれない。米陸軍が本拠地を変えるだけなのだから。でも深読みが必要だ。ピョンテクに移転するということは、名目上の本部を残し兵員は米本土に撤収するということだ。事実上の在韓米軍の撤収が始まった。米軍から見れば、北が韓国を攻撃しても米国の被害は出ないので、いつでも北を攻撃出来る。一方北は米国の人質が無くなるので、米国との交渉で脅しの切り札が無くなることになる。更に北がソウルに侵略しても、米軍の被害は無いから米国が北を攻撃することはない。結局、在韓米陸軍の移転は、韓国は独自で北と対峙しなければならなくなったということを意味する。反面、米軍撤収により、南北の宥和が進むかもしれない。どちらに転ぶかは極めて流動的だ。マスコミが騒がないのは摩訶不思議だ。