静かな京都を満喫

昨日から京都に来ている。訪日客が急激に増え観光シーズンの京都市内は大混雑だというので、我が家はその時期を外し「青もみじ」の季節に来ることにしている。今年も正解だ。何処に行っても空いている。修学院離宮を初めて訪ねた。広大な敷地の中に後水尾上皇が造営した山荘と自然が保存されている。当時が偲ばれる。歴史遺産の在り方を見たような気がした。叡山電鉄で出町柳に出て、堀川今出川まで歩き晴明神社を参詣。晴明桔梗紋ともいわれる五芒星が印象的だ。厄除桃を触りインドにいる三男家族の無事を願った。観光案内書には載っていないが、堀川今出川から二条城まで約2kmにわたって堀川が散策路として整備されている。テレビドラマ「科捜研の女」のロケ地で知った。平日のためか殆ど人の気配が無い。静寂の中に細いセセラギが延々と続く。綺麗な水がゆったりと止めどなく下流に流れていく。京都は北から南になだらかに傾斜していることを実感した。平安京造営時の拘りがヒシヒシと伝わってきた。観光案内書には載っていない穴場中の穴場と言えそうだ。静かな京都を満喫した一日であった。