前途多難な門出

元号が変わる瞬間って何が起こるのだろうかと興味があった。平成31年4月30日から令和元年5月1日に遷るときのライブをテレビで見ることにした。チャンネルをカチャカチャ回したが、どの局も渋谷のスクランブル交差点の中継をしている。多くの人が集まっている。0時の時報とともに歓声が上がる。まるで大晦日の光景だ。そして暫くすると、アナウンサーが失望したかのように「何も起こりませんでした」と宣った。このバカアナウンサーとアホマスコミは一体何を考えているのだろうかと腹立たしく感じた。まるで騒ぎを期待していることが有り有りだった。一転して昼間はお祭りだ。明治神宮や伊勢赤福の長蛇の列を、これでもかと長引かせながら放映していた。付け足しに皇族が皇居に向かう車列を放映。元号が変わってもマスコミの体質は変わりそうもない。日本中も浮かれた様子だ。浮かれ調子が長引かず、現実を直視する時期が早く来ると良いと思うのだが。少子高齢化を補う対策を打たなければ日本は貧民国へと陥落する。令和の門出は前途多難だ。