政治家の罪深さ度

又々お騒わせな副大臣が登場した。塚田国交副大臣だ。北九州市で開かれた福岡県知事選候補者の応援集会で発言した内容が問題になっている。北九州市と下関市を繋ぐ下関北九州道路構想について「安倍首相や麻生副総理が言えないので、私が忖度した。国直轄の調査に引き上げた」と発言したからだ。それでなくても安部周辺はモリカケ問題のように忖度の塊だ。火に油を注いだのだからマスコミも野党も黙っていない。そもそも本州と九州を結ぶ経路は関門トンネルしか無いのが現状だ。もう1本陸路を作ることはインフラとして重要だ。地元の要請も強かったし、自公だけでなく野党も容認していた計画だった。新潟の塚田如きが引き上げられる話ではない。恐らく塚田はそれを承知で、面白おかしく自分をアピールしたかったに違いない。それにしても「忖度」とは、本当に忖度の出来ないアホなのだろう。問題は3つある。塚田の見識の無さ。欠陥大臣を決して更迭しない安部首相。これ幸いと騒ぎ立てて国会を滞らせる枝野や蓮舫。罪深さで言えば、塚田が最も軽いのが現政治の問題点だと思う。