AMラジオ放送の行方

日本民間放送連盟がAMラジオ放送を止めてFM放送に乗り換えることが出来よう、総務省に制度改正を要請するという。問題は設備の老朽化だ。設備費用がAMよりもFMの方が比較的安く上がるためだという。AMは振幅変調で広範囲に届くがノイズに弱い。FMは周波数変調で高音質だが放送域は狭い。だから、AMはパーソナリティのおしゃべり番組が多く、FMは音楽番組が多い。自分は普段の生活でラジオを聴くことは殆ど無い。例外として、床屋での散髪中とかゴルフに行く途中の運転中とかにAMを聴くことがある。特にAMに拘っている訳ではないが、パーソナリティのおしゃべりが、気軽で心地よい。FMでおしゃべり番組が少ないのは放送局側が勝手に音楽番組に特化しているからだろう。FMでおしゃべり番組専門局が出来るのは賛成だ。AMがFMに乗り換える際の最大の問題は、受信出来ない地域を如何に無くすかだろう。ラジオは災害時の命綱になる。FMの局数を増やすよりは、難聴地域を無くすことが重要だと思う。