日本一のブラック企業は

セブン・イレブンが迷走している。人手不足のため短縮営業を始めた加盟店オーナーに対し、違約金や契約解除を求めたが撤回した。コンビニに限らずサービス業は人手不足が慢性化している。特にコンビニの人手不足は極致にある。それを補うためオーナー自身が穴を埋めているのが実態だ。こんな話を10数年前に友人から聞いた。コンビニ・オーナーこそが最も過酷な労働を強いられ地獄を味わっていると言っても言い過ぎではない。今回、セブン・イレブンは、まず24時間営業するとの契約書を盾にした。でも無理がある。一方でコンビニ業界自体が時短営業の試験中だ。セブン・イレブン自体が、24時間営業には無理があると判断しているからだ。そのセブン・イレブンが時短の加盟店に対し、契約違反を訴えるなど本末転倒と言える。だからこそセブン・イレブンがするべきことは明かだ。まず、セブン・イレブン本体が人手供給の主体になることだ。更に、人手不要のシステムを創り供給することだ。それが出来ないのであれば、もめ事は続く。かくしてセブン・イレブンは日本一のブラック企業に成り下がることになるはずだ。