大戸屋の狙い

FacebookからTwitterへ、そしてInstagramへと確実に引き継がれているものがある。所謂バカッターだ。ローソンのアルバイトがアイスケースに入ったのを伝えたのはFacebook。その後、この種の悪ふざけが数多くTwitterに投稿された。だからバカッターと呼ばれている。少し沈静化したと思っていたら、今度はInstagramで大戸屋のアルバイトがアキラ100%紛いの局部を隠す芸を披露した。いつの世でも悪ふざけは尽きることがないのは世の常だ。ところが、大戸屋は、何と「3月12日を使命と存在意義を見つめ直す日」と定め、全店舗を休業し「スマートフォン持ち込み禁止を徹底」「従業員の再教育」「店舗の清掃」を実施「SNS投稿の社会的責任」などの勉強会を行うと発表した。その影響は1億円の利益減収になるという。でも極めて異常な対策だと思う。事の本質は、Instagramで悪ふざけをしたアルバイトのクビを公表するだけで事は足りる。では、なぜ大戸屋は1億円の減収も顧みずこのような対策を採ったのだろうか。正常な経営者であれば、このような対応はしない。徹底的な再教育で済むことだ。ここに大戸屋経営者のいやらしさが見えてくる。1億円のマイナスを我が身潔白の証明とする魂胆だ。商売人過ぎてついて行けない。