ブラタモリの片手落ち

我が家ではテレビ番組を直接見ることは少ない。精々ニュース番組程度だ。殆どはピンポイントで録画する。昔のテープに較べ今のHDDは録画容量も大きく、気軽に沢山録画出来るし削除も出来るから便利だ。LIVEではないもののCMを飛ばせるから、見る時のイライラ感も殆ど無い。今日は20日遅れで2月9日放送のブラタモリ「武蔵小杉」を見た。この番組は面白い。歴史的背景や地形の蘊蓄をベースとしている。普段見慣れた風景が新鮮に見えることに感心する。番組では、武蔵小杉は家康が江戸の米を供給するために灌漑して田んぼを作った地であること、鷹狩りのため中原街道を作り御殿が出来たこと。その後田んぼの広さ故、工場が出来たこと。その工場跡地がタワーマンションになったことが紹介されていた。なるほどだと感心した。でも、残念だと思ったことがある。武蔵小杉は、数年前は一等地だった。それで人が集まった。ところが、集まり過ぎて子供たちの教育環境が追いつかず、電車の改札口を通過するにはかなりの時間を要する程不便になった。良質なテレビ番組ブラタモリも現在のシビアな状況には目を瞑っている。これは「片手落ち」と言うべきだろうと思う。