不可解な日本オリンピック委員会

日本オリンピック委員会JOCが役員の定年規定の例外を突如画策していることが明らかになった。規定では「役員は選任時70歳未満」となっている。そのJOCの役員改選は今年6月に開かれる。ところが、あの竹田会長が71歳を迎える。規定の例外設定は、泥縄式に竹田会長の延命を図ろうという魂胆であることは間違い無い。でも竹田会長が東京五輪招致に尽力を尽くしてきたことは誰でも知っている。だからその竹田会長が、2020年東京五輪の時にJOC会長として振る舞うことは望ましいと思う。でも、だが、何の理由も無く、JOCが内々で例外の規定を作り会長の延命を図ることには、極めて違和感を覚える。そこで思い出す。東京五輪招致で竹田会長もしくは五輪誘致委員会が賄賂で票を集めたとする疑惑。当時竹田会長は釈明会見をしたが、一方的な会見・弁明ゆえに疑惑は益々増した。今回もそう。一方的に表明するだけ。委員会にはガバナンスが存在しない。かくして疑惑は益々深まっていく。過去を振り返れると、疑惑は真実なのかもしれないと思えてきた。残念。