張り子の棟割長屋

レオパレス21が、またまたお騒がわせだ。屋根裏の隔壁無しに続き今度は外壁の可燃性断熱材の使用。1324棟のアパートが建築法違反で、住民1万4千人以上が引っ越を余儀なくされている。隔壁が無いと出火時に確実に延焼する。1棟丸焼けになるのは目に見えている。可燃性断熱材を使っているから火災を助長する。更に、隣室との壁が薄く音が筒抜けだという。まるで江戸時代の棟割長屋とそっくりだ。棟割長屋は江戸大火の元凶だった。でも外観だけは今風だから、張り子の虎ではなく、張り子の棟割長屋と言える。レオパレスは悪質だ。隔壁も断熱材も建築検査では見えずに確認出来ない部分だ。典型的な手抜き工事が会社主導で行われていたのだから何をか言わんやだ。レオパレスは又貸し業で、オーナーから出資させアパートを建てる。賃貸・管理はレオパレスが行い、レオパレスが契約に基づいて一定の金額をオーナーに払う。契約では金額の変更は無しと謳っているが、現実は減額させている。甘い謳う文句に乗るオーナーにも落ち度はあるが、謳い文句でオーナーを騙すレオパレスはもっと悪い。鉄拳が振り落とされることを願いたい。