人の振り見て

韓国の前最高裁長官が職権乱用権利行使妨害の容疑で逮捕された。朴政権時代に元徴用工裁判を故意に引き延ばした容疑とのこと。政権が変わると前大統領が逮捕されることは多いが、最高裁長官経験者が逮捕されるのは初めて。文政権になり、最高裁が元徴用工に対し日本企業に賠償するよう判決した。日本は1965年の日韓請求権協定で決着していると主張しているが、文は「韓国は三権分立なので政府は見守るしか無い」と嘯いている。では、韓国は真に三権分立なのだろうか。韓国の最高裁長官は大統領が指名する。従って大統領は子飼いの者を司法の長に就けることが出来る。朴政権時代は朴の意をくむ者が長に就き反日感情を和らげていたのかもしれない。一方、文政権では文の意をくむ長が反日感情を煽っているのかもしれない。いずれにしても、韓国には三権分立など存在していないと言えそうだ。だが待てよ。日本の最高裁長官は内閣が任命する。同じ構図だ。目くそが鼻くそを嘲笑っているだけかもしれない。それよりも「人の振り見て我が振り直せ」をまず実行すべきかもしれない。