日経夕刊三面のトップ下

日経夕刊三面のトップ下に「100円カップに150円ラテ注ぐ 窃盗容疑で男逮捕」の記事。三面記事とはいえトップ下だから、かなり重要な記事かと思った。ところが、読んでみると見出しの通り、コンビニのセルフコーヒーで100円のカップを買ったのに150円のラテを注いだとして、オーナーが取り押さえ警察が逮捕し余罪を調べるとのこと。こんな些細な事がトップ下に載ることに違和感を覚えた。この男は同じ窃盗で何回も逮捕されている手に負えない常習犯なのだろうか。オーナーは極端な潔癖症なのだろうか。この種の窃盗が全国で猛威を振るっているのだろうか。警察は取り調べに時間をかけるほど暇なのだろうか。最も奇異に感じたのは、日経がこの記事を三面トップ下に載せた意図はなんだったのだろうかということだ。きっと余白が出来たので通信社の記事を差し込んだだけなのだろう。こんな記事を載せるなら紙面の数を減らして購読料金を下げてほしいと思う。新聞は発行部数が激減している。読者の活字離れだと言われているが、編集力の劣化も一因であることは間違いなさそうだ。