星の数ほど

先日テレビを見ていたら、何の番組かは忘れたが星の数について話をしていた。多いものの例えとして「星の数ほど」という表現をするが、地上から肉眼で見ることの出来る星は自ら光る恒星だけだ。その光にも強弱があるから、弱い光の星は見ることは出来ない。更に殆どの恒星は惑星を持っている。だが惑星は自ら光らないから地上からの観測は全く不可能。結局、地上からは殆どの星を見ることは出来ないというような内容だった。「星の数ほど多い」という表現と「殆どの星は見られない」という対比が印象的だった。昨年NASAの宇宙望遠鏡「トランジット系外惑星探索衛星TESS」が打ち上げられ、既に太陽系外に3つの惑星を見つけたという。TESSは昨年10月に運用を終えた「ケプラー宇宙望遠鏡」の後継にあたる。ケプラーよりも広範囲を探索し「第二の地球」の発見を目指している。宇宙には恒星よりも惑星が多いことを証明したのがケプラーの功績だ。ケプラーの観測対象が一角だったのに対しTESSは全天になる。TESSは赤い星の生命のある惑星を探し続けるという。地球上の全砂の中の一粒に匹敵する第二の地球を見つけるかもしれない。正月早々夢のある話だ。