東京タワーも誕生日

今日は誕生日。自分には2つの誕生日がある。その成り行きは「2つの誕生日」に書いた通りだが、今では12月23日が気に入っている。30年前に明仁皇子が天皇に即位し今日が祝日になった。あたかも、全国民がおめでとうと自分を祝福してくれているような気持ちになる。だが平成も今年が最後だ。来年からは祝福されないのかと思うと、少し寂しさを感じる。東京タワーも今日が誕生日だ。昭和の30年と平成の30年を経て還暦を迎えた。今日は東京タワーも赤いチャンチャンコを纏っているようだ。東京タワーが開業した時、自分は小学6年生で品川に住んでいた。当時の生活はまさに映画のALWAYS三丁目の夕日状態だった。当時の鉄骨はもっと華奢だったように思う。年々重い荷物を背負わされて逞しくなったようにも思う。東京スカイツリーが出来て、テレビがアナログからデジタルに替わると共に、東京タワーはテレビから引退し、ラジオだけが残っている。でも未だに東京スカイツリーのバックアップの役目も担っている。高さ250メートルの展望台は今年の春にリニューアルしたばかりで、今もなお国内外の観光客らの人気を集めているという。東京タワーのパワーが、自分を元気付けているようにも感じる。