独善的な名付け

JR東日本の名付けが独善的過ぎる。品川・田町間の新駅の名称が「高輪ゲートウェイ」に決まった。公募の1位は高輪で8398票だが、高輪ゲートウェイは130位でたったの36票だった。まさに出来レースだ。一体公募は何だったのだろうか。しかも駅名としては長い・ダサいという撤回運動が始まった。一方特急の命名にも異論が続出している。富士山が世界文化遺産に登録され、多くの外国人観光客を期待出来るため、新宿と富士急行河口湖駅を結ぶ特急電車が新設されることになった。その名前が「富士回遊」だ。ところが、外人にはKaiyuという単語は読みにくく発音しにくいという。多分「ケイーユ」と発音される。「ケイーユは何処」と尋ねられたら日本人は戸惑うばかりだ。日本語の「回遊」は、あちこちを旅行して回るという意味もあるが、中国語では、魚が定期的に移動するという意味しか無いらしい。富士山観光は中国人が多い。中国人は特急に乗って「俺たちは魚か?」と思うことになるかもしれな。せめて「高輪ゲートウェイ」は「高輪」に、「富士回遊」は「富士ツアー」に改名すべきだと思うのだが。