合格者を入学させない東京医大

不正入試問題の東京医科大が、合格ラインに達したが不合格となった受験生の救済を発表した。ところが不可解なことに合格ラインに達している女子5人が不合格になった。新聞各社の記事を読んだが、5人不合格の理由が良く分からない。新聞はここに焦点を当てるべきだと思うが、果たして記者は理解しているのだろうか。追加合格対象者は101人いた。そのうち入学を希望した者が49人。うち5人が不合格となり44人が来年度入学することになった。一方東京医科大は追加合格の上限は63人としていた。上限を下回っているのに5人の女子を不合格するのは理解出来ない。大学側の説明によると、入試枠は一般入試、センター試験、推薦があり、5人の不合格は一般入試の枠を超えるからとのこと。しかし、枠は大学の都合で設定したものに過ぎない。5人は正規に合格しているのだから入学させるべきだと思う。一方不正入学者を退学させることはないという。この2年間の追加合格対象者は101人だから、1年に50人が不正入学していたことになる。定員は90人だから、半数以上が不正入学者だ。大学の論理は不可解だ。論理性も正当性も無い。このような先生と学生の質で真面な医者が育つのか極めて疑問だ。