税金あれこれ

日本自動車工業会の豊田章男会長が、自動車関連税の大幅な軽減を求める税制改革を訴えた。自工会の試算によると、普通乗用車が支払う税金は、米国の31倍、英国やドイツと比べても2倍以上になるという。自動車税は極めて複雑だ。自動車取得税、自動車税、自動車重量税、揮発油税など9種類の税金があり、更に複雑にエコカー減税が絡んでいる。それに消費税が上乗せされる。素人には全く理解不能だ。唯一分かることは、二重課税になっていて違法状態にあるということだ。自工会の問題提起に期待をしたいものだ。一方で、純益2兆円ものトヨタは5年間も税金を払っていなかった事実がある。章男会長がトヨタの社長に就任したとき「税金を払えるようになって嬉しい」と発言したことがあるので、真実だろう。海外子会社配当の非課税制度や研究開発費の税額控除の恩恵を受けていたからだ。減税は大企業の為にあり、増税は一般庶民から吸い上げる仕組みになっている。声を挙げなければむしり取られるのが税金ということらしい。おかしい事はおかしいと発信しなければ世の中は変わりそうもない。