インパクトという尺度

今日の重大ニュースは、自民総裁選と東京医大学長選。安部が議員票329票と党員票224票の553票を獲得し3選を果たした。対して石破は73票と181票の254票のダブルスコアだった。でも結果は投票する前から分かっていた。今後の政局を左右するはずの無い軽い投票だったから、結果として殆どインパクトは無かった。一方、私立大学の学長選の結果はかなりインパクトが大きかった。何と東京医大は次期学長に初めて女性を選んだのだから。女子大を除けば女性が学長になることは極めて稀だ。ましてや医学分野は男尊女卑の世界。東京医大の入試違法操作を考えると、医大の中で東京医大が最も男尊女卑が定着していた大学と言える。校風というものは一朝一夕に変わるようなものではない。だから、女性学長の誕生は世間に対する目眩ましのように映る。言い方を変えれば、嘘を嘘で塗りつぶした行為とも言えそうだ。嘘が嘘になるよう(嘘ではなかったという意味)女性学長の腕力に期待したいものだ。