自覚の無い公共放送局NHK

ビッグニュースが飛び込んできた。全米テニスオープンで錦織選手と大坂選手がともにベスト4に進んだ。日本選手の男女一緒に4強入りは初めての出来事だ。100年に1度どころか、国始まって以来だから1000年に1度とも言える。すでに全国民の最大の関心事になっている。日本人なら誰しもがテレビ観戦で応援したいと思っているはず。ところが、公共放送であるはずのNHKは放送しない。一方WOWOWは捌ききれないほどの加入申し込みでごった返しているという。数年前、錦織効果で加入者が激増したが、テニスが終わると激減したことがあった。WOWOWは商機とばかりに、放映権をNHKに与えないのだろうことは想像に難くない。でもNHKは公共放送だ。公共であることを押し通せばWOWOWは折れるしかないはずだ。NHKが放送出来ない理由は「NHKが公共放送局としての自覚」が無いからだと思う。我々は、NHK受信料を払ってテレビを見ている。国民的関心事の放送を見る権利がある。一方NHKは国民的関心事を放送する義務がある。義務すらも履行出来ないのであれば、公共放送の看板を降ろし受信料の徴収は止めるべきだと強く思う。