シニアのイメージ

シニアのイメージが変わりつつあるようだ。3000人に近い人を対象に「シニアは何歳から?」という聞き取り調査をした結果、回答の平均は64歳で5年前より2歳上がったとのこと。また、回答者の年齢が上がるほど高くなる傾向にあるという。20~50代の回答平均は63歳前後だったのに対し、60~64歳は65歳、65~69歳は68歳で70~74歳は70歳超。シニアを「60歳以上」とか「65歳以上」と答えたのは半数以下で、ほぼ全員がシニアと認識するのは「75歳以上」だったとのこと。自分は「一般的に65歳以上」が今の時代のシニア年齢と思っていたから、自分の時代認識はズレていないように思う。でも、面白いのは年齢が上がるほどシニア年齢も上がることだ。誰しもシニア年齢は自分の実年齢よりも上だと思っている。それだけ「自分はまだまだ若い」と思っている証拠だろう。かく言う自分も「一般的には65歳以上」と思っているが「実態は自分の年齢以上の75歳かな」と感じている。しかし、シニア年齢が伸びたからといって10歳程度の話。世界には桁外れの人がいる。マレーシアのマハティール元首相だ。何と92歳で野党を引き連れ、再び首相を目指している。マハティールに「シニアは何歳から?」と尋ねたら何と答えるだろう。おそらく「シニアなど存在しない」と答えるに違いない。