財務相の評価

働き方法案に関し野党が取り下げ要求したことに対し、麻生財務相が「未提出の法案を取り下げろというのは理解しがたい」と言ったとか。間違ったデータを元にして作られた法案なのだから、本来提出すべきものではない。それでも強引に提出すると言っているから、未提出であろうと取り下げさせるのが世間の常識というものだ。麻生の発言は極めて非常識なものが多い。数年前ナチスを礼賛し世界中から批判された。森友問題で8億円をディスカウントした佐川国税庁長官が、会見もせずに雲隠れしている。麻生は「佐川は十分に職責を果たしている」と擁護し、反発した納税者デモについて「少々、普通じゃない」と小バカにし納税者を激高させた。ペジーコンピューティングの脱税、助成金詐欺事件では、麻生と親しいレイプ犯として疑われている元TBS部長と麻生が陰にいると噂されている。これも税金の横流しだ。次期日銀総裁の選定に敗れて「日銀総裁の資質は英語力と国会答弁と体力だ」と毒づく。急激な円高になったが「特別に介入しなければいけないほど急激な円高でない」とコメントし、更なる円高を招いた。こんな大臣が戦後最長の在任期間を更新した。麻生曰く「長くやりゃいいってもんでもない」と。その通りだ。このコメントだけは極めて正しい。有言実行すべきだろう。では麻生の財務相としての実績はどうだったのだろうか。消費税の10%への引き上げを2度延期し、財政再建目標まで延期した。財務省からみれば資質に欠け不名誉で頼りがいの無い財務相と言えそうだ。