カテゴリ:201802



28日 2月 2018
苦節七年、ようやくゴルフの100切りが出来た。会社勤めをしていた昔、何も練習せずにお付合いで時々コンペに出ていた。スコアは110~120位だったと思う。だが40歳の頃、ゴルフに興味を覚えた。練習場にも行き出した。年々スコアは小さくなり、年平均102になり、時々100を切るようになった。だが、その後リバースピボットの癖がついてしまいスコアは急落。いつの間にかゴルフを止めてしまった。60歳を過ぎてから、若い女の子に誘われたのをきっかけに再びゴルフを始めた。当初は120をオーバーするほど酷かった。本やDVDで勉強した。でも、すぐに上手くなる訳ではない。練習場では90台のレベルだと思うのだが、ゴルフ場に行くと上手くいかない。ここ1、2年は100と110の間を彷徨っていた。兎に角100を切ることが目標だった。今日のゴルフは、出だしの3ホールで8オーバーとなり最悪の出足。ハーフ60超を覚悟した。ところが、4ホール目から変わった。自分のフォームを一切気にしないことにした。顎を引いて、クラブをサッと上げサッと下ろすことだけを心掛けた。結果は様変わり。ボールを芯で捉える確率がグンと上がり、曲がりも減った。結局パーが4つ、ボギーが9つ、OBが2つで、スコアは95。苦節七年、ようやくゴルフの100切りが出来た。何か憑き物が落ちたような気がした。家に帰るとカミサンが一緒に喜んでくれた。カミサンは「記念に明日は外でディナーを」と言う。カミサンの喜び様が意外で、やはりこの人は人生のパートナーなのだなと実感した次第。
27日 2月 2018
働き方法案に関し野党が取り下げ要求したことに対し、麻生財務相が「未提出の法案を取り下げろというのは理解しがたい」と言ったとか。間違ったデータを元にして作られた法案なのだから、本来提出すべきものではない。それでも強引に提出すると言っているから、未提出であろうと取り下げさせるのが世間の常識というものだ。麻生の発言は極めて非常識なものが多い。数年前ナチスを礼賛し世界中から批判された。森友問題で8億円をディスカウントした佐川国税庁長官が、会見もせずに雲隠れしている。麻生は「佐川は十分に職責を果たしている」と擁護し、反発した納税者デモについて「少々、普通じゃない」と小バカにし納税者を激高させた。ペジーコンピューティングの脱税、助成金詐欺事件では、麻生と親しいレイプ犯として疑われている元TBS部長と麻生が陰にいると噂されている。これも税金の横流しだ。次期日銀総裁の選定に敗れて「日銀総裁の資質は英語力と国会答弁と体力だ」と毒づく。急激な円高になったが「特別に介入しなければいけないほど急激な円高でない」とコメントし、更なる円高を招いた。こんな大臣が戦後最長の在任期間を更新した。麻生曰く「長くやりゃいいってもんでもない」と。その通りだ。このコメントだけは極めて正しい。有言実行すべきだろう。では麻生の財務相としての実績はどうだったのだろうか。消費税の10%への引き上げを2度延期し、財政再建目標まで延期した。財務省からみれば資質に欠け不名誉で頼りがいの無い財務相と言えそうだ。
26日 2月 2018
赤いサイロがふるさと納税返礼品になったという。赤いサイロって何だろうと思った人は、平昌五輪の女子カーリングを観ていない人。自分は観ていたが「赤いサイロ」は知らなかった。だから「赤いサイロ」を知らない人は沢山いるはずだ。カーリングは見かけ以上に体力を使うスポーツと言われている。モグモグタイムがある。男子はスポーツ飲料だが、女子はお菓子など種類は豊富。その中で目立つのが「赤いサイロ」だ。「赤いサイロ」とは、チーズケーキ。画面で赤いものを食べているのはイチゴで、赤いサイロは赤ではない黄色のケーキ。北見市の菓子店「清月」が製造している。だが「赤い」の意味は不明のようだ。サイロの外壁のレンガが赤いところから名付けられたのかもしれない。銅メダルを獲得した女子カーリングの本拠地は北海道の北見市常呂町。地元出身の選手らが期せずして盛り上げた。そして、赤いサイロがふるさと納税返礼品になった。今では注文が殺到し、ネット通販などでの受注がストップするほどの盛況だとか。肝心の女子カーリングは、3位決定戦の最終回で、敗退寸前の状況下で英国の失投により、銅メダルを拾った。まさに女子カーリングは「棚からぼた餅」いや「棚から赤いサイロ」であったようだ。
25日 2月 2018
自分は韓国を好きでも嫌いでもない。でも、韓国は日本が嫌いで、日本はその反動で韓国が嫌いな人が多いということだろうと認識している。韓国と日本は、一見良く似ている。だが、文化も考え方も全く違う人種だと思う。世界の人から見れば、同じアジアの顔つきで、同じ振る舞いをするのだから同じように見えるかも知れない。でも、全く違う。最も違うのは、日本人は相手を慈しみ、韓国人は自分を主張することだと思う。自分は、これが日本人の長所と思っているが、韓国はそれが間違っていると思っていることに問題がありそうだ。よく日本と韓国の違いは、農耕民族か狩猟民族にあると言われている。農耕には皆の一致団結が必要不可欠であるし、狩猟には個人として優れた的を射る能力が必要だ。概して日本は団体戦が得意で、韓国は個人戦が得意。平昌五輪でも、チームワークがものを言うパシュートで日本チームが金メダルを獲得した。一方で、韓国は個々の能力で勝負する女子ゴルフやアーチェリーでは世界ダントツだ。パシュートで韓国チームは、遅れを取った仲間を置き去りにした。韓国内でも批判が出た。置き去りにした本人はマスコミに謝ったものの、遅れた人に対しては謝っていない。でも、それを突くのは日本のマスコミ。一見見識がありそうなマスコミが、文化の違いを考えもせずに日本流のものの見方で非難する。おかしいと思う。五輪は地球上の各国が集い競い合う場だ。ただ単に競い合う前に、各国の文化の違いを理解する場であると思うのだが。
24日 2月 2018
銃乱射を生き残った高校生たちに全米から誹謗中傷の嵐だとか。考えようによっては、日本と米国の文化の違いは面白い。桂米丸の落語で、ノコギリもリヤカーも、日本では引くが米国では押す。鉛筆で間違えた字を書いた時、日本人は書いてから消しゴムで消すが、米国人は書く前に消す、という落ちを聴いたことがある。そんな落ちを思い起こさせるのが、乱射事件後の米国民の対応だと思う。事件後、多くの高校生が銃規制強化を訴え、その運動が全米に広がっている。ここまでは日本と同じだ。ところが、その反動は全く違う。極右支持者は、17人が殺された高校の生徒たちを「雇われた役者」「偽物の生徒」と攻撃している。この生徒たちは銃規制という政治目的を達成するために雇われ、犠牲者の役を演じる偽物「クライシスアクター」だと攻撃している。ロシア疑惑の渦中にいるドナルドの長男も「いいね」と投稿しているから、大統領も「いいね」という気持ちなのだろう。日本の常識から考えて、17人もの仲間を殺された高校生の訴えを、クライシスアクターなどと言えるはずがない。いや、世界の常識で考えても、クライシスアクターなどと言えるはずがない。米国で幅を利かせている極右は狂っているとしか言い様がない。その行為は、まさに米丸の「書く前に消す」ように映って見える。
23日 2月 2018
空のホンダが絶好調だ。小型ジェット機市場で、あのセスナ・サイテーションM2を抑え世界一のシェアを達成したとのこと。ホンダが小型ジェット機を作っていたことは知っていた。だが、バイクの次に自動車を作り始めた会社が、小型ジェット機を作るのは余りにもギャップがあり過ぎて、所詮不可能な挑戦だと思っていた。だからこのニュースにはマジに驚いた。ホンダジェットは自社製のジェットエンジンを開発し、エンジンを主翼の上に配置することにより、クラス最高水準の最高速度、燃費性能、静粛性や7人乗りの室内サイズを実現したとのこと。更に驚いたことがある。開発を開始したのが1986年で受注を開始したのが2006年で、この間30年間も売上げはゼロだという。事業化を前提としない研究目的とはいうが、この期間の長さは半端じゃない。1機5億2千万円のジェット機を2017年は43機売ったから、売上げは224億円だが、営業損益は300億円の赤字だという。ビジネスとして軌道に乗せるには、まだまだ苦難の道が続きそうだ。でもエアタクシー会社から16機受注し、未来は明るそうだ。それにしても、創業世代から続くホンダ流の我慢の新事業育成法には驚嘆させられる。スケールのバカデカイ会社だと思う。「いつかは空へ」という夢を実現した今、創業者本田宗一郎は満足な顔をして天国から見守っていることだろう。
22日 2月 2018
米国の高校で生徒ら17人が死亡する銃乱射事件がまた発生した。それに対するトランプ大統領の報道が新聞社によって異なっている。読売は「トランプ氏、教員の銃所持を検討…安全強化策」で、朝日は「教師の武装化、学校での大量殺人防止につながる=トランプ米大統領」で、日経は「トランプ氏、銃規制に前向き」の見出し。記事のネタは遺族や在校生とトランプの面会での会談内容で同じ出所なのに、読売と朝日は「教師に銃を所持させる」と報道し、日経は「銃規制に前向き」と真逆の内容だ。各紙を読むとトランプの言動が分かってくる。トランプは「学校が銃の持ち込み禁止区域となっていることが問題で、警察が現場に到着するまでの間に被害が拡大する。銃の扱いに精通した教師が学校にいれば、襲撃をかなり早く鎮圧出来るだろう。銃購入者の身元確認などの対策を強化する」と言っている。トランプは銃器協会から多額の寄付を受けていて、元来銃規制には消極的だ。トランプは、一応身元確認などは強化するが、銃には銃で対抗することが銃を制することになると主張している。そこには銃規制に前向きなものは無い。「一応身元確認などは強化する」をもって「銃規制に前向き」とするのは針小棒大というもの。誰がどう見ても日経の見出しは間違っているとしか言い様がない。日経は事実をありのままに伝えるという新聞の使命を忘れてしまったのかもしれない。
21日 2月 2018
どうやら我が家の隣の戸建て住宅建築現場で異常事態が発生しているようだ。昨年10月に着工1週間違いで2棟の工事が始まった。最初に着工した家は完成し既に人が住み始めたが、1週間遅れで建て始めた家は途中で工事が止まり、未だにタイベックが張られたままで外装パネルも無い姿なのだ。ハウスメーカーは伊藤忠のイトーピアホーム。ツーバイフォー工法だ。「隣の庭の借景が住宅に」にも書いたが、ツーバイフォーは工法が標準化されているので、大工の技量に影響されずに、品質が安定した家を作ることが出来るなどのメリットがあると言われている。しかも一人の大工が1階の床を張り、1階の壁を立て、2階の床を張り、2階の壁を立て、そして屋根をふく。大工一人で家を建てられることに感心した。だが、建築中に違和感を覚えたことがある。ツーバイフォーは釘打ちの塊だ。滅多矢鱈と釘を打つ。最初の家では、その釘打ちのリズムが心地よかった。如何にも順調に進んでいるよと、言うように聞こえた。ところが、1週間遅れの家のリズムは全く違う。釘打ちにリズムが無い。それだけで不快に感じる。それを追い討ちするように、釘打ちの間にパネルの位置を修正しているような、不規則で耳障りな木槌の音が入ってくる。多分入居してから、クレームのつく物件なのだろうとは感じていた。ところが、この2か月間工事がストップしてしまった。恐らく建築主からクレームがついたのだろう。あくまで推測ではあるが、1週間遅れの家は骨格そのものが歪んでいたのではないかと思う。そう考えると全ての異常に納得がいく。もし自分の推測が正しければ、イトーピアホームは建築主に全面降伏し、その要望に応えるべきだと思う。でもイトーピアホームは、今それしない。だから長らくタイベック張りなのだろう。大工に丸投げし、品質管理を怠った報いなのかもしれない。振り返って、我々一般庶民は、ツーバイフォーは品質が安定しているなどというウリなど信じてはいけないということのようだ。
20日 2月 2018
国会が働き方改革法案の大元となるデータが間違っていたことで揉めている。働き方改革とは、働き方を変えることによって労働生産性を上げようというもの。労働生産性=GDP÷(就業者数×労働時間)だから、労働生産性を上げるには、GDPを増やすか、就業者数を減らすか、労働時間を減らせば良い。だが、GDPはアベノミクスでも一向に増える様子は無い。有効な成長戦略を打ち出せないのだから、安倍政権では手の打ちようが無い。就業者数は減らせないから、労働時間を如何に短縮するかしか方法が無い。その労働時間を減らすために捻り出したのが、今問題になっている裁量労働制だ。裁量労働制とは、残業時間を規制し、成果だけを求める制度だ。極めて有能な人であれば、短時間で仕事を熟して、後の時間は自分の自由だ。だが、そんな人は稀だ。安倍首相は「裁量労働制の下で働く人の方が一般労働者よりも労働時間が短い」と言っていたが、間違いだと訂正した。実際は、裁量労働制にすると、実残業時間が増えるのだ。安倍はデータの間違いを認めたものの、再調査はしないし、法案は通すと訳の分からない主張をしている。要するに、裁量労働制を導入すれば、実残業時間が増え働く人の負担は増すが、見かけの残業時間は減ることになる。言い方を変えれば、サービス残業をしろ、ブラック企業になれと言っているようなもの。裁量労働制は一流企業の管理職か自由業的な仕事の人に限定すべきだ。果たして野党は一丸となってこの法案を阻止することが出来るだろうか。働く人も、今声をあげないと後で後悔することになるはずだ。
19日 2月 2018
ロンドンブーツの田村淳が青山学院の全学部で不合格したことが発表された。自分の立場を考えず受験した勇気には「44歳の挑戦」で賞賛した。でも、淳が合格出来なかったことに、残念とも思わないし不幸とも思わない。そもそも青学は難しい。高校時代に偏差値32の淳がいくら短期間で勉強しようが合格するは無理。結果は初めから分かっていた。淳は挑戦を発表した以後、勉強はしていたようだ。だが、いつも通りのタレント生活も送っている。そんな行動が結果を物語っていると思う。一方で青学はロンブー淳が不合格になれば良いと思っていたようだ。こんな奴が合格すれば思いつきで受かる大学と軽く見られるという噂が流れていた。見方は異なるが自分は、結果として不合格となったとしても幸いだと思う。人生にとって挑戦することは何かを得るものだから。身近に青学の3年生がいる。高校の学業成績は良かった。それで青学の推薦入学になった。でも、当時の母親はもっと上、上智はと高望みしていた。でも母親の望みは叶わず青学に。そして、月日が経ち青学3年目となり、本人は学業についていけず、退学を考えていると言う。これこそ悲劇だ。だが本人の能力が劣っている訳ではない。理由は単に分からないことを分かるまで勉強しないから。教科書の1頁から勉強し直せば、今なら間に合うはずだ。果たして今も学業を続けているだろうか。

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