人生のパートナー

苦節七年、ようやくゴルフの100切りが出来た。会社勤めをしていた昔、何も練習せずにお付合いで時々コンペに出ていた。スコアは110~120位だったと思う。だが40歳の頃、ゴルフに興味を覚えた。練習場にも行き出した。年々スコアは小さくなり、年平均102になり、時々100を切るようになった。だが、その後リバースピボットの癖がついてしまいスコアは急落。いつの間にかゴルフを止めてしまった。60歳を過ぎてから、若い女の子に誘われたのをきっかけに再びゴルフを始めた。当初は120をオーバーするほど酷かった。本やDVDで勉強した。でも、すぐに上手くなる訳ではない。練習場では90台のレベルだと思うのだが、ゴルフ場に行くと上手くいかない。ここ1、2年は100と110の間を彷徨っていた。兎に角100を切ることが目標だった。今日のゴルフは、出だしの3ホールで8オーバーとなり最悪の出足。ハーフ60超を覚悟した。ところが、4ホール目から変わった。自分のフォームを一切気にしないことにした。顎を引いて、クラブをサッと上げサッと下ろすことだけを心掛けた。結果は様変わり。ボールを芯で捉える確率がグンと上がり、曲がりも減った。結局パーが4つ、ボギーが9つ、OBが2つで、スコアは95。苦節七年、ようやくゴルフの100切りが出来た。何か憑き物が落ちたような気がした。家に帰るとカミサンが一緒に喜んでくれた。カミサンは「記念に明日は外でディナーを」と言う。カミサンの喜び様が意外で、やはりこの人は人生のパートナーなのだなと実感した次第。