羽生が勝ち羽生が敗れた日

今日は羽生・羽生デーだった。今日は平昌五輪の男子フィギュアスケート・フリーの日だ。SPをトップで通過した羽生に金の期待が集まっている。自分はスケートとは関係なくテニスに行った。午後1時頃を過ぎると、テニスハウスの2階から「そろそろ始まるよ」との声。皆が2階のテレビの前に集まった。そして羽生の演技が始まった。皆固唾を呑んでいる。中にはお祈りする者もいる。羽生は少し乱れそうになったが、これといったミスはなく、素晴らしい演技だった。続くフェルナンデスが少しミスを犯し、宇野も初っぱなに転けた。果たして、羽生は金を獲れるだろうか。皆の神経が一点に集中した。そして羽生が金を獲った。何とテニスハウスの2階で拍手が鳴り止まない。これぞパブリックビューイングの楽しみなのだろう。臨場感とはこういうことなのだろうと初めて知った。一方、臨場感を味あう事無く驚異的な感動を得たものもある。佐藤名人を倒して朝日杯準決勝戦に進んだあの将棋の藤井五段が、羽生竜王を下し、決勝戦に進んだとのニュース。更に決勝戦で広瀬八段を倒し優勝し何と六段を手に入れた。史上最年少の快挙だ。相撲に例えれば、十両に上がったばかりの力士が、大横綱の二人と大関を破って優勝したようなもの。金メダルを獲ったフィギュアの羽生も凄いが、朝日杯を制した将棋の藤井五段も凄い。二人の快挙は間違いなく日本中を明るくしたし力を与えた。