地震発生確率って

東大の偉そうな先生方の地震調査委員会が、南海トラフ地震の30年発生確率を70%から最大80%に引き上げた。すわ大地震発生間近かと驚かされた。80%というのは、テストで言えば80点で「優」という好成績。「間違いない」という言葉と同義語だ。だから覚悟を決めようと思った。ところが、よくよく調べてみると、日本地震学会の地震発生確率の計算根拠は極めて怪しい。地震発生確率と言うと極めて難ししく聞こえるし、我々凡人にとって肌身に感じる定義ではない。だが地震発生確率の種を明かせば極めて簡単、子供騙しだ。定義はこうだ。ある地域での過去の大地震回数を調べて経年数で割る。例えば、ある地で1200年間に6回の大地震があったする。1200÷6=200年だから、200年に1回は大地震が起きると考える。そして、その地域で100年前に大地震があったとすれば(200-100)÷200=0.5、即ち50%で次の地震が来るという寸法だ。その地震確率を変更する方法は二つある。一つは、過去の地震の事実を証明すること。もう一つは新たな事実を付け加えること。でも良く考えるとこの二つは同じことを言っている。新しく過去の地震が検証されれば確率は高まることになる。こんな当たるも八卦当たらぬのも八卦が学問なのだろうか。一方で学会では認知されていないが、GPSで地殻の動きから地震を推測する方法がある。この方が余程科学的だ。今の地震調査委員会は即解散し、新しいメンバーを招集すべきだと思う。