恵方巻きフィーバーの愚

2月3日節分の日、テニスの帰りにスーパーに立ち寄った。普段は寿司を売っているコーナーには、いつもの寿司は無く恵方巻きが山のように積まれている。しかも、隣の魚コーナーまで進出している。恵方巻きの数量が半端じゃない。異常に感じた。恵方巻きは生ものだから、明日に持ち越すことは出来ない。これ程多くの恵方巻きが、今日一日で売り切れるはずがない。このスーパーはクレージーだと思った。案の定、今日のテレビニュースで恵方巻きの大量廃棄処分が報道されていた。大阪で発祥した恵方巻きは、今やコンビニを通して全国に広がり、全国レベルで大量廃棄処分が発生したとのこと。恵方巻きは、節分に恵方を向いて無言で食すると縁起が良いとされている。でも、恵方巻きを頬張る姿はアホに見えるから、自分は一度も食べたことは無い。大量廃棄のニュースを見ると、縁起が良いどころか、天に唾する行事に思えてきた。クリスマスのケーキもバレンタインのチョコレートも恵方巻きと同様に、次の日に大量廃棄の運命にあるとのこと。食べ物を大切にした昔の日本人は何処に行ってしまったのだろうか。