高齢者講習

3月に道交法が改正され、70歳から74歳の運転免許更新時に高齢者講習が義務付けられた。講習の修了証明書が無いと更新手続きが出来ないルールだ。仕方なく、今日高齢者講習を受けに行ってきた。講習内容は運転実技と視力検査の二つ。運転実技はテストではないので当落は無いが、教習所の教官が同乗して運転技術をチェックする。運転終了後に弱点を指摘してくれる。自分は取り立てて欠点は無かったが、横断歩道では万一の場合すぐに止まれるよう気を配るのが、事故を未然に防ぐポイントだと教えてくれた。視力検査は、通常の静止視力だけでなく動的視力も測ってくれる。明るい場所から暗い場所に移動すると、暗さに慣れて周りが見えるようになることを暗反応という。この暗反応も測ってくれる。自分は26秒で年の割には時間が短い方だった。周辺視野の測定もある。真正面を凝視して、周りの角度が何度まで見えるかを測定する。自分は145度でまあまあ平均値にあった。生まれて初めて、動的視力、暗反応時間、周辺視野を測った。運転は視力がものを言う。己の弱点を知るには良い機会であった。更にこの講習を受けると、免許更新時の講習を受けなくて済むようになる。更新時は、申請と視力検査と写真撮影をするだけでよくなるとのこと。更新時のかったるい講習を我慢して聞くより、高齢者講習の方がよっぽど身のためになる。法律が改正されると、益々窮屈になると感じていたが、今回の道交法の改正はまさにより良く改正されたと実感した。