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31日 12月 2017
大晦日と言えばNHK紅白歌合戦。昔はそんな時代もあった。昨日のレコード大賞と同様に紅白歌合戦も見ることは無くなったが、どういう訳か今年は偶々後半だけ見ることになった。中身が随分変わったと思う。歌だけでなく、合間に録画が入る。テレビを観ている者にとっては、何の抵抗も無い。録画は歌のイントロなのだから。でも、劇場で直接楽しんでいる人にとっては、流れが細切れで違和感を感じたに違いない。司会のウッチャンや二宮くんや女の子は、上手く司会を熟していたと思う。だが、残念ながら、その上手い司会をもっても、次ステージとの繋ぎが間延びしていた。如何にも、NHKのプロデューサーか脚本家かディレクターかは知らないが、相当腕が劣っていると感じた。NHKの紅白歌合戦といえば、腐っても鯛で1年で最大のイベントだ。その最大のイベントで、頓馬な間延びを曝け出すとは、高給取りのNHKも地に落ちたものだと思う。世界では、日本の電車が予定より30秒遅れたことがニュースになると騒いでいる。テレビでは数秒でも遅れればクレームになる。日本はそういう世界だ。特に紅白の間延びは観ている者を白けさせる。今年は白が勝ったが、NHKには負けを宣告したい。
30日 12月 2017
ほぼ20年ぶりに日本レコード大賞の中継を見た。勿論録画して飛び飛びの垣間見だが。昔は誰が大賞を獲るのか、新人賞は誰が選ばれるのかとワクワクしたものだ。だが、ミスチルが大賞に選ばれたのに授賞式を欠席した頃を境に見ることが無くなった。歌番組の衰退期突入の時期だ。毎年、今年で終わるのかと噂されていたが、今年も開かれた。さぞ小規模で寂しい授賞式だろうと思っていたが、大違いだ。AKB48とか欅坂46とか乃木坂46とか、数字の数だけ頭数は沢山いる。賞の種類も多い。昔は、大賞、歌唱賞、新人賞程度だったが、特別賞、功労賞、アルバム賞、企画賞等々と花盛りだ。歌番組が廃れるのに反比例して、受賞者数や賞の種類が増える様は、死に近づいた人が、最期に元気になるのと似ている。今年の大賞は乃木坂46「インフルエンサー」だった。カミサンが「インフルエンザなんて変な曲ね。冬だからかしら」と言う。自分は乃木坂46など見たことも無いし、乃木坂46のインフルエンサーを聴いたことも無い。でも、偶々インフルエンサーの意味は知っていた。世間に大きな影響力を持つ人などをいう。SNSなどで意見を発信し、世論を導くカリスマブロガーが典型例だ。カミサンに教えると、話題は今の世のSNSの持つ力の恐ろしさに移っていった。いつの間にか、授賞式は終わっていた。
29日 12月 2017
今日は今年唯一の忘年会だ。思い起こすと、嘗て現役の頃はイヤと言うほど忘年会があった。もうハッキリとは覚えていないが、同日に掛け持ちしたこともあり、20回以上の忘年会を熟したことが最多記録だったと思う。だが、リタイヤしてから激減した。でも、減ったといっても、5~6はあった。テニス関係だけでも3つあった。平塚の同好会、同じマンションの同好会そして今所属しているクラブ。同好会のメンバーは皆年を取り、テニスから離れて行き自然消滅していった。一方テニスクラブは人の出入りが有り新陳代謝が盛んだ。老いて残るのは自分たちだけだから、残っていれさえすれば忘年会への参加権がある。20年前に入会したクラブだが、当時の自分は若手の部類だった。でも今は長老に近い。なるべく表に出ないように参加している。その他に、会社OBや大学OBの忘年会もあるが、自分の意思で参加を見送っている。忘年会って何だろうと思う。若い時の忘年会は、まさに忘年で、その年を忘れ新年に希望を膨らます集まりだったと思う。だが、年老いての忘年会は、終始この1年を思い出し振り返る集まりに変質している。自分は普段から過去を振り返らないように心掛けている。忘年会が1つに減ってしまった理由は、未来を見るか、過去を振り返るかにあるような気がする。今日の忘年会では、若手のパワーを浴びることを楽しみにしている。
28日 12月 2017
サラリーマンは転勤が多い。自分は今までに9カ所で暮らしたことがある。今の住処が一番長いが、二番目に長いのが富士市で単身赴任を含めると18年もその地で過ごした。謂わば第二の故郷とも言える。その富士市について、少し嬉しいニュースがあった。全国の自治体で地域名を冠した「○○ビズ」の設置が相次いでいるという。中小企業向けの無料相談施設で、柔軟なアイデアを提供し企業の売り上げ増を図る活動をしている。全国の「○○ビズ」の発祥となったのが富士市の「f-Biz(エフビズ)」とのこと。富士市のエフビズは2008年に設置され、市の全額負担で運営されている。そのトップには静岡銀行出身でM&Aや起業支援の経験が豊富な小出さんが就任。「お金をかけず、知恵を出す。結果にこだわる」と決意し、従来と異なる手法で成果を上げてきた。エフビズは、企業自身が気づいていない強みを発見したり、販売対象を絞り込むなどビジネスの根幹に切り込むのが売りとのこと。相談件数も増加し、7割で売上げ増の効果が出て、全国から視察が殺到し、全国の○○ビズは19市町に拡大中とのこと。今でもエフビズが各地の相談員に助言しているという。自分はエフビズとは全く関係は無いが、長年暮らした街が○○ビズの先導的立場で活躍している話を聞くと嬉しくなる。住めば都というが、転居して住まなくなっても住んだ所も都と言える。
27日 12月 2017
暮れも押し迫り、久しぶりに車を洗車し、家の窓ガラスも洗剤を使って汚れを取った。ピカピカになり、気持ちよく新年を迎えることが出来そうだ。だが、水仕事のお陰で、指先にアカギレが出来てしまった。ものに触ると痛いし、水もしみる。困ったものだと思っていたら、カミサンが良い薬があると言う。その名はコロスキン。箱には「小切傷、すり傷、さかむけ、あかぎれに」「透明な被服で傷口をガード」の副題がついている。半信半疑で試してみた。チューブに入った透明な液体を傷口に塗った。ピリピリと痛い。セメダインのような臭いがする。痛さはつけた時だけで、暫くすると固まった。見かけは、セメダインが指に着いて固まった時と同じだ。効果は抜群。指先がものに当たっても透明な塊がガードしてくれて痛くない。風呂に入っても剥がれない。確かに効果はあるのだが、自分の指先を見て、自分の身体がまるでプラモデルになってしまったかのような気持ちになった。そう言えば、貴ノ岩の頭の傷はホッチキスで留められていた。医学が進歩するとヒトはモノ扱いになってしまうものなのかとも思ってしまった。
26日 12月 2017
中東問題は極めて複雑だ。十数世紀前からユダヤ教・キリスト教・イスラム教が入り乱れ、イスラム教は更に分派し、しかも憎しみの度合いが増している。トランプがエルサレムをイスラエルの首都と認めてから、混乱は更に拍車をかけている。河野外相が仲裁のためイスラエルとパレスチナを訪問した。河野外相はイスラエルのネタニヤフ首相と、更にパレスチナのアッバス議長と個別に会談した。両首脳とも、対話による解決に同意した。新聞による報道はここまでで、河野外相の訪中東の目的も成果も良く分からない。新聞報道は極めて外見的で、目に見える事実だけを並べたもので、新聞本来の目的を果たしていない。自分も中東のことは、サッパリ分からないが、要は中東和平のガンになっている過激派組織のPFLP(パレスチナ解放人民戦線)の壊滅にあるようだ。今後イスラエルがPFLPを壊滅し、パレスチナ難民はヨルダンに逃れる。河野外相はヨルダンに パレスチナ支援策として45億円の資金拠出を表明している。ヨルダンにパレスチナ政府を樹立するということなのだろう。日本に居ると、真実をえぐり出すマスコミは無いから、真実の情報集めに一苦労する。一新聞が真実を暴露すれば叩かれるのが現状だ。では、こうはどうだろうか。マスコミ各社が、各社毎に何案かの想定ストーリーを披露する。それを読者が斟酌する。それで良いと思う。バカはバカなりに理解するところが、極めて快い。
25日 12月 2017
先日ネットに「橋爪功が不適切発言」との見出しが載っていた。NHKの番組で放送中に局アナが謝罪したが「何が」不適切だったのかは内容は言わなかった。覚醒剤か何かで捕まった息子に関する不適切な発言かと思っていた。後日その内容が判明した。「若手俳優に言いたいことは?」と問われた橋爪が「NO。言いたいことってない。でも、馬鹿だ、チョンだ、死ねとか、ひでえ、とかは言います。理屈立ててというか、丁寧になんかは言いません」と答えたようだ。この発言にNHKが過敏に反応し謝罪したとのことだが、何故だか分からない。マスコミ報道によるとこの「チョン」が問題で、何と放送禁止用語なのだそうだ。辞書を引くと「チョンとは、句読点、幕切れ、解雇、俗語で一人前以下」の意味がある。ところが、辞書には載っていない俗語で朝鮮人を指す蔑称の意味もあるようだ。だが、橋爪の文脈からチョンを朝鮮人と解釈する人などいない。明らかに、一人前以下と言っているに過ぎない。NHKの反応が過敏過ぎるのだ。そう言えば、バカチョンカメラも姿を消した。カメラ自体が無くなった訳ではない。バカチョンという愛称が無くなり、簡易カメラと言い換えるようになったからだ。放送局の常識は非常識だと思う。自分には「放送禁止用語」が一人歩きを始めたように映る。
24日 12月 2017
今日はクリスマス・イブと騒いでいるが、そのうち騒ぐのは日本人だけになるかもしれない。トランプが選挙中に当選したらMerry Christmasを使うと支持者に約束した。そしてトランプは公約通り、いま至るところでMerry Christmasを連発している。米国では今日をMerry Christmasと呼ぶのかHappy Holidaysと呼ぶのか、議論が二分されている。発端は9.11の同時テロ。本来Merry...
23日 12月 2017
今日は今上天皇の誕生日で祝日、かつ自分の誕生日でもある。皇太子が即位する2019年5月1日以降の天皇誕生日は2月23日になる。政府は、即位後の12月23日は当面祝日とはせず平日にするとのこと。何故なのだろう。譲位後の現天皇は上皇になる。12月23日を上皇誕生日とするのは新旧天皇の併存による二重権威になるからだと言う。明治天皇の誕生日が11月3日文化の日で、昭和天皇が4月29日で昭和の日だから、今上天皇の12月23日を祝日にするのは極めて自然な成り行きだ。今後今上天皇が崩御すれば、祝日になるのは間違いない。であれば、二重権威だから平日に変えるなどと言わずに、今まで通り祝日にしておくべきだと思う。今どき天皇の二重権威になると騒ぐ方がおかしい。天皇は憲法が限定している国事行為だけを行い、国政に関する権能は一切無い。しかも、天皇が国事行為を行うには常に内閣の助言と承認が必要であって、内閣は自らの助言と承認に責任を負っている。言い方を変えれば、内閣が実効支配していると言える。だから、二重権威と言い出すこと自体が頓珍漢な考え方だ。穿った見方をすれば、内閣の内部闘争の火種になるかもしれないので、災いの元は消しておこうということかもしれない。
22日 12月 2017
会社勤めの頃はいつも血圧が高かった。最高血圧が160を超えており、身体がジンジンしていた。とうとう薬で血圧を抑えるようになり、それでも150は超えていた。リタイアしてから、仕事のストレスも無くなり、カミサンの減塩作戦の効果もあり、130台に収まるようになった。厚労省の食事摂取基準は1日の理想的な食塩摂取量を男性8グラム、女性7グラムと定めている。何処の医者でも、減塩しなさいと言う。塩こそが高血圧の元凶というのが常識中の常識だ。ところが、最近それを否定する学説が脚光を浴びているようだ。高血圧の元凶は、塩ではなく脂肪だという。血管に溜まった脂肪の塊が血管の内径を狭め、流れる血液の圧力を高めるから。日本人男性4001人を追跡した国立健康・栄養研究所の調査によると、BMIと高血圧発症とは大きな相関があるという。塩は間違いなく血圧を上げるが、塩の効果は短期的で持続性があるとは考えにくい。血管内に脂肪の塊であるプラークが出来ると、短時間では無くならないから高血圧状態が続くと考えると、とても納得性がある。料理にとって、塩は魔法の粉だ。少な過ぎれば味気ない。多過ぎれば辛くて食えないし身体にも悪い。適量こそが素材の味を引き出してくれる。脂肪説が確定した暁には、塩の添加量は美味しさが基準になる。早く確定することを願いたいものだ。

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