情けない菅講演

北朝鮮の木造船の漂着が日本海側で相次いでいる。すわ、北朝鮮の拉致再開かと思った。でも、辿り着いた木造船が余りにもチャチ過ぎる。事情は他にありそうだ。マスコミによると、慢性的な食糧不足が続く北朝鮮は経済制裁が強まり、外貨獲得のため漁業を奨励しているとのこと。木の葉みたいな小舟が冬の日本海の荒海で漁業をする。どう考えても自殺行為だ。日本人からみれば、日本に辿り着いた船はラッキーだったのだろうと思う。船員もそう感じるだろうと思うが、そうでもなさそうだ。北朝鮮では、反日教育が徹底されている。日本人は悪の権化なのだ。だから、折角日本に辿り着いても、北に帰りたいと言う。それはそれで良い。洗脳はいつかは解けるはずだから。でも、問題は政府の対応だ。今日菅官房長官が都内で講演し、日本海側で北朝鮮籍とみられる木造船の漂着が相次いでいることに関し「実は軍所有の船が漂着している」との認識を示したという。北朝鮮軍所有の船が我が国に漂着している事実を、初めて講演で公開した。これは決して私的な講演で暴露すべき内容ではない。北朝鮮の木造船が漂着し、その所属が軍であることが分かった時点で、即国民に伝えるべき事実であることは間違いない。菅長官は何処を見てしゃべっているのだろうか。めぐみさんなど眼中に無く、唯々講演料に目が眩んでいるだけかもしれない。情けない。