街頭演説あれこれ

日本の選挙は騒々しい。道路では演説してはならず、名前の連呼だけが許されている。是非とも法律を改正して「道路の連呼」を禁止してほしいものだと願っている。でも街頭演説は聴いてみたい。候補者や応援弁士の主張を生の声で直接聴いてみたいもだと思う。だが、誰が何処に何時来るのかが分からない。そんな要望に応えたサイト「街頭演説動画まる見えマップ」が出来た。誰でも投稿出来るし、見ることも出来る。過去の動画も見られるし、今後の予定も分かるので賢いサイトだと思う。今や応援弁士の主張・話力・人気が候補者の当落を左右させる時代だ。当落すれすれの候補者ほど有力な弁士の応援を願っている。まさに党首の出番だ。ところが、候補者から応援演説を辞退される党首もいる。安倍総裁だ。更に安倍は遊説演説の日程を隠すステルス作戦や突如場所を変更するゲリラ演説を実行中だ。本来であれば、事前に首相の応援演説の場所と時間を指定すれば、いやでも人が集まる。そこで首相が実績や公約をアピールすれば効果抜群のはず。何故コソコソしているのだろう。間違いなく「丁寧に説明する」と言って説明しないモリ・カケ問題についてのヤジを恐れているからだろう。脛に傷を持つ安倍は打たれ弱い。本人は国会で野党にヤジを飛ばすくせに、野党からヤジを飛ばされると、答弁を中断してまでして怒り出す。街頭演説では、ステルス作戦やゲリラ演説だけでなく、反対のプラカードを掲げる人たちの前に自民党関係者が幟を持って封殺するという黒幕作戦まで行う始末だ。ヤジられても「傷口に塩をすり込むな」くらい度胸のある反撃があれば演説も盛り上がるものを。