グチャグチャな民進党

機を見るに敏なのが民進党から抜けた細野元代表代行だと思う。民進党はグチャグチャだ。蓮舫代表が唐突に辞任を表明した。理由は辞めた野田幹事長の後釜が見つからなかったから。蓮舫に抜擢された安住代表代行が、他の有力議員に野田の後釜の幹事長に就かないよう動き回ったためだ。元々力不足の蓮舫が去ることになって、手を挙げたのが枝野と前原。枝野は福島原発事故時の「取り敢えず健康に影響は無い」と国民を騙し続けた嘘がバレ信用が失墜している。一方前原は国交相の時思いつきで八ッ場ダム工事を迷走させた「言うだけ番長」だ。両人は代表選出馬に当たり、所信を述べたが現状認識が甘過ぎる。最大の問題は解党的出直しであるはずなのに、相変わらず自公の受け皿を目指すと上滑りしている。枝野は護憲、野党共闘で、前原は改憲、共闘否定と違いをみせるが、経済政策は同じで所得再分配の強化。所得再分配だけで経済が活性化するはずがない。でも両者の最大の問題は、自説と所信表明が大きく違う事だ。選挙のためなら自説を曲げるという事だ。一言で言うと「信用が置けない輩」と言える。どちらが代表に就こうが、党の綻びを繕うことは出来そうもない。ましてや自公の受け皿など夢のまた夢。誰がなろうが全く期待は出来ない。民進党は安倍政権の応援団として機能しているように映る。