海の日、山の日、空の日

今日が「山の日」という休日だということは知らなかった。リタイアしてから20年も経ったので、当たり前かと思うが、決してそうではない。何故なら施行が去年からだったからだ。年寄りは昔のことは覚えているが極最近のことは覚えていないのが常。だからと言う訳では無いが自分は耄碌はしていないと自負している。祝日法では「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」ことを趣旨としているが、実際は山に関する特別な出来事など全く無い。敢えて「山の日」が作られた。何故なら「海の日」が制定された反動だろうと思う。山派対海派の戦いだ。でも、海の日も食わせ物だ。決して子供たちが海水浴で遊ぶための日ではない。「海の日」は祝日化される前は「海の記念日」という記念日だった。明治天皇が横浜港に帰着したことにちなみ制定された経緯がある。極めて軍事的な発想だ。では「山の日」はどうだろう。昨年制定されたが、特別な由来がある訳ではない。各地で「山」の付く行事は多い。「八」は山の形を表すし「11」は木々を想像させる。だから、11日は山の日になっているようだ。だが、お盆の関係からいうと、12日の方が連休となるので好ましかった。でも、12日は御巣鷹の尾根の日だ。当時の小渕優子議員らが猛反対して12日を11日に替えたと言われている。でも「山の日」は陸軍を連想させる。あと数年も経てば「空の日」が制定されるかもしれない。そうなれば日本は着々と陸海空の布陣を張っていると言えそうだ。コワ!