NASAはどっこい生きている

金属を得るには、東京五輪の携帯電話などの都市鉱山から回収するより、もっと壮大な計画があるようだ。それがNASAディスカバリー計画の一つ、プシケ計画だ。火星と木星の間には小惑星帯があり太陽を中心に公転している。その小惑星帯の中の小さな惑星がプシケ。そのプシケを捕まえて地球に持ってこようとする計画らしい。何故なら、プシケは殆ど金属から出来ている宇宙に浮かぶ鉱山と言えるから。学術的には、原始惑星の核がむき出しになったものだと考えられている。プシケの直径は約200km、主成分は鉄でニッケルを含み磁石材料そのもの。勿論NASAは、宇宙誕生の研究対象としてプシケを捉えているのだろうが、考えようによっては、鉱山開発の一つとも言えるのが夢だ。プシケは巨大な磁石と考えられている。その成り立ちは巨大な衝突かもしれない。衝突後の冷却過程で構造が決まるから、構造を調べれば逆に宇宙の成り立ちが推測出来るかもという次第。そのプシケを地球に持ってくるというのはマユツバだろうが、宇宙誕生解明に繋がるかもしれない。NASAはスペースシャトル計画後死んでしまったと思っていたが、どっこいしぶとく生きているようだ。