フジ衰退の要因

視聴率の低迷が続くフジテレビの会長と社長が、やっと退任することになった。これを機に会長・社長による視聴率低迷の要因を勝手に推察してみた。日枝会長の任期は社長時代を含めると、何と30年間。異常に長過ぎる。フジテレビは特にコネ入社が多い。30年間もトップを続ければ、実力よりもトップのコネ優先で新入社員を採用し続けることになる。これがボディーブローのように利き、社員の低能力化を招くことになった。能力の低い社員ばかりでは他局と争える番組制作など出来る訳が無い。一方亀山社長は、社長になる前は「踊る大捜査線」などのヒット番組を作るキーマンだったが、社長になってからの視聴率向上は全く果たせなかった。やった事といえば「笑っていいとも」などの長寿番組を尽く打ち切ってしまったこと。不思議なことに司会者として最も嫌われている小倉智昭の「とくダネ!」は続けている。だが自分は顔を見るだけで嫌悪感を覚えるので見たことは無い。「直撃LIVEグッディ!」の安藤優子MC起用も酷い。まるで平和ボケした横町のご隠居みたいで、ニュースの切迫感はゼロ。安藤が番組を壊している。他局でニュースキャスターを降板させられた古舘伊知郎の「フルタチさん」に至っては、どういうセンスで、こんな番組を作ったのか理解不能だ。この他、ゴールデンタイムの日曜9時、月曜9時ドラマも尽く討ち死にして短命で終了。亀山社長の突然解任も宜なるかなと思う。さて、亀山社長の後任は73歳の宮内BSフジ社長に決定した。13歳も老い戻ることになる。フジテレビ復活の険しい道は果てしなく続きそうだ。