国民をナメるな

日経ビジネスの見出し「マインドなき大臣が更迭されない理由」が目に留まった。嘗ては失態を犯した大臣は即更迭されるのが当たり前だった。しかし、安倍内閣になってから「政治とカネ」の問題で小渕経産相、西川農水相が辞任し、甘利経済再生担当相が口利き問題で絶体絶命の立場に追い込まれて病気を理由に辞任した以降、多くの問題大臣が出現しているが更迭された輩はいない。このブログでも、所謂安倍球団は「マインドなき大臣」の宝庫。いや、宝庫ではなく溜り場、吹き溜まり場だと主張してきた。安倍球団は間違いなく、瀕死の状態にある。何故更迭されないのだろう。現役大臣は一応身体検査をパスしている。更迭した後に就任する新大臣が身体検査に引っかからないとは限らない。寧ろパスしそうもないメンツから選ぶにはリスクがある。だから安倍は更迭しないのかもしれないと薄々思っていた。ところが、日経ビジネスの記事を読んで「更迭しない理由」に納得した。(以下は転記)大臣を辞任させないのは、責任を認めて辞任させるとかえって政権の支持率が下がることを学んだからだ。大臣の辞任が続けば、求心力を失い、支持を失い政権を投げ出さざるを得なくなる。責任を取ったことが、かえって責任を追及される弱みになってしまう。それならば責任など取らない方が良い。更迭させずにジッとしていれば国民は忘れてしまう(以上が転記)。妙に納得し、同時に腹が立った。安倍は国民をナメている。政治に対する真摯な態度が見られない。必ず国民の報復に遭うことになるはずだ。