三渓園とすかなごっそ

久しぶりに横浜方面三浦半島ドライブに行ってきた。まず立ち寄ったのが本牧の三渓園。いつも高速道路から緑の森を眺めていたが、一度も行ったことがない。訪ねてみて都会にこのような広々として静寂な場所があるのかと感心した。三渓園は、明治・大正時代に生糸で財をなした原三渓の私庭。余りにも広大な土地に全国の由緒ある建物を移築し作り上げた大庭園だ。三渓は芸術家や文学者などの文化人との交流も深かったとのこと。昔の金持ちの志と現代風成金の違いが、余りにも違いすぎることに感銘を覚えた。それだけでも、訪問した価値があったと思う。その後、横須賀市と三浦市を中心にドライブした。三浦半島は起伏に富んでいる。その起伏がドライバーにとって心地が良い。アップダウンありのワインディングロード。楽しいドライブだった。道すがら気付いたのは、畑の多さ。大規模農場ではないが、至る所に狭い畑がある。今はキャベツ、人参、三浦大根、新タマネギ、ブロッコリー等々。道端で売っている。大きなキャベツも大根も100円なので格安だ。宿の亭主が「すかなごっそ」という朝取りマルシェが出来たことを教えてくれた。早速翌朝行ってみると盛況。余りにも混んでいて車を止めるのに一苦労した。JAよこすか葉山の約400名の生産者が育てた野菜などを出品し旬の新鮮な農産物を販売している。横須賀は地産地消を合い言葉に、地元の飲食店を盛り上げている。横須賀は賢く活気のある街だと感じた。